棚卸資産回転率別名「在庫回転率」とも呼ばれます。在庫がどれだけ効率的に販売(出庫)されているかを示す指標です。
高いほど効率的、低いと在庫停滞の可能性があります。
EX在庫診断では、品目の月別の在庫評価額を棚卸資産金額として扱い、年間の回転率を表示しています。
棚卸資産回転期間在庫が何ヶ月で入れ替わるかを示す指標です。
短いほど早期収益化に繋がり、長いと過剰在庫の懸念があります。
一概に「短ければ短いほど良い」とは言えないため、業界平均と比較して適正な期間を維持することが理想とされています。
※常に短い状態は欠品の可能性が高い状態のため
回転率・回転期間ともに、折れ線グラフの黄色は「自社の実績」を示します。
対して 青色の折れ線グラフは「統計値」を示します。(業種・売上規模が同等の業界情報より取得)
【 動画目次 】
00:06 グラフの確認
00:40 月別の棚卸資産回転率 と 月別の棚卸資産回転期間 の切り替え
01:00 目標値の設定
01:43 終
①指標の切り替え
ダッシュボード画面を表示した際の初期値は「棚卸資産回転率」のチャートです。
「棚卸資産回転期間」に切り替えたい場合、在庫評価額推移欄の左上にある凡例部分をクリックし、表示される選択肢から「棚卸資産回転期間(月)」を選んでください。
(画面をクリックすると拡大表示します)
②統計値(業種・売上規模)の設定
在庫評価額推移欄の右上にある「目標値の設定」ボタンをクリックすると、共通設定画面がひらきます。
本画面で 自社に近い業種 および 売上規模を選択し、「適用」をクリックしてください。
※契約者・管理者権限を持つユーザーが設定できます。
一般権限のユーザー画面には「目標値の設定」ボタンは表示されません。
(画面をクリックすると拡大表示します)
自社実績(黄色)または統計値(青色)の折れ線グラフにマウスを当てると、ツールチップで「対象月」「自社の棚卸資産回転率(または期間)」「統計値の棚卸資産回転率(または期間)」「業種/売上規模」が確認できます。
棚卸資産回転率と回転期間 の 実績値と統計値 を推移チャートで比較することにより、これまでの棚卸資産について評価したり、在庫最適化の目標を検討することができます。
③指標の計算式
❶自社:月別の棚卸資産回転率
月別の売上高 × 12 ÷ 全品目の月別の在庫評価額 ※「月別の売上高」は、その月の売上金額+税額の合計です。 ※「月別の在庫評価額」は、当月の在庫締め処理の結果を取得します。 電脳工場で当月の在庫締めをまだ行っていない場合は、直近前月の結果を参照します。 ※「月別の売上高」または「全品目の月別の在庫評価額」がゼロの場合、「回転率=0」となります。
❸自社:月別の棚卸資産回転期間
全品目の月別の在庫評価額 ÷ 月別の売上高 ※「月別の売上高」は、その月の売上金額+税額の合計です。 ※「月別の在庫評価額」は、当月の在庫締め処理の結果を取得します。 電脳工場で当月の在庫締めをまだ行っていない場合は、直近前月の結果を参照します。 ※「月別の売上高」または「全品目の月別の在庫評価額」がゼロの場合、「回転期間=0」となります。
❷統計値:月別の棚卸資産回転率・回転期間
前項②で設定した 業種と売上規模をもとに、サイト「e-Stat 政府統計の総合窓口」から取得しています。
