在庫推移チャート画面の右側にある品目詳細タブで「実績LTの加重平均」の情報が表示されます。(※LT = リードタイム)

実績LT と 発注LTとの乖離具合が、部署・仕入先・加工先が希望通りの納期にどの程度対応しているかを見る目安となります。
わずかに実績LTより発注LTが大きい場合は、LT設定と発注先が適していると確認できます。
逆に、発注LTに対して 極端に実績LTが小さい場合は、緊急の現場対応が頻発している可能性があります。
実績LTの加重平均とは、集計期間の発注リードタイムを平均した値です。以下の計算式を用いています。
実績LTの加重平均 = ( 受入日ごとのリードタイム × 受入数 ÷ 受入数の合計 ) [←1回目の入荷] + ( 受入日ごとのリードタイム × 受入数 ÷ 受入数の合計 ) [←2回目の入荷] + ・・・ [←n回目の入荷まで繰り返し] ※「リードタイム」は、「伝票発行日」から「品目の受入日」までの日数を表します。 ※「注文発行日」が空欄の場合や、「注文書発行日」と「品目の受入日」が同日の場合は、無効データとなります。 ※全ての発注データで[伝票発行日]が空欄の場合は、実績LTの加重平均が計算できないので、ハイフン(-)で表示されます。
計算例❶:発注が1回の場合
(画面をクリックすると拡大表示します)
発注の合計数量(受入数の合計) = 7,120 + 4,160 + 4,800 + 4,800 = 20,880
2016年2月25日のLT= 24日 ←(1/21~の期間日数 ※土日祝日を除く)
2016年3月11日のLT= 35日
2016年3月16日のLT= 38日
2016年3月17日のLT= 39日
実績LTの加重平均 = (24 × 7,120 ÷ 20,880) + (35 × 4,160 ÷ 20,880) + (38 × 4,800 ÷ 20,880) + (39 × 4,800 ÷ 20,880) = 32.85823755 ≒32.9
計算例❷:発注が複数の場合
(画面をクリックすると拡大表示します)
発注の合計数量(受入数の合計)= 2,000 + 6,000 + 8,000 + 6,160 = 22,160
4758の2016年3月23日のLT= 19日 ←(2/24~の期間日数 ※土日祝日を除く)
4759の2016年3月23日のLT= 19日
4759の2016年3月25日のLT= 21日
4759の2016年4月1日のLT= 26日
実績LTの加重平均 = (19 × 6,000 ÷ 22,160) + (19 × 2,000 ÷ 22,160) + (21 × 8,000 ÷ 22,160) + (26 × 6,160 ÷ 22,160) = 21.66787004 ≒ 21.7
