購入仕入データ

①電脳工場の仕入入力画面について

電脳工場の仕入入力画面では社外からモノを入荷した際に発生した仕入を一品一葉形式で登録します。
詳しくは仕入データを「何を」「どこから」「いつ」「いくつ」「いくら」を中心に登録します。



②EX調達価格シミュレータの購入仕入データとは

EX調達価格シミュレータのシミュレーション結果画面の「購入仕入」タブで、品目別の購入仕入データの一覧が表示されます。
購入仕入データを通じて、購入品の単価が高騰した場合または昨年と同様の購入をした場合にどれぐらいの差異が発生するのか分かることで、仕入に対する影響を確認できます。




以下に購入仕入データの指標について説明します。




❶現在購入単価

現在購入単価 = 前月の在庫評価単価

❷予測購入単価

予測購入単価 = 購入品シミュレーション条件設定画面で指定した「シミュレーション単価」
購入品シミュレーション条件設定画面で条件としてセットされていない品目に対しては、現在と同じ購入単価を取得します。

❸変化率

変化率(%) = (「現在購入単価」-「予測購入単価」)÷「現在購入単価」× 100

❹月別の現在購入金額

月別の現在購入金額 = 月別の(現在購入単価 × 仕入数)
※仕入数は対象月の詳細なデータのツールチップで確認できます。

❺月別の予測購入金額

月別の予測購入金額 = 月別の(予測購入単価 × 仕入数)
※仕入数は対象月の詳細なデータのツールチップで確認できます。
※購入品シミュレーション条件設定画面で条件としてセットされていない品目に対しては、現在と同じ購入金額を取得します。

❻月別の購入金額の差額

月別の購入金額の差額 = 月別の(予測購入金額 - 現在購入金額)

❼「総合計」列での指標

「総合計」列での現在購入金額 = 対象期間内の全月の現在購入金額を合算した値
「総合計」列での予測購入金額 = 対象期間内の全月の予測購入金額を合算した値
「総合計」列での購入金額の差額 = 対象期間内の全月の購入金額の差額を合算した値

❽画面上部での「現在購入金額」

現在購入金額 = 全品目の指定した対象期間内の現在購入金額を合算した値
※対象期間は表示設定で指定できます。

❾画面上部での「予測購入金額」

予測購入金額 = 全品目の指定した対象期間内の予測購入金額を合算した値
※対象期間は表示設定で指定できます。

❿画面上部での差額
「予測購入金額」をマウスホバーすると、差額が表示されます。差額は以下の計算式で算出されます。

差額(円) = ❾ - ❽ = 予測購入金額 - 現在購入金額
差額(%)(予測購入金額の右側にある赤い数字)= 差額(円) ÷ 現在購入金額 × 100%

⓫画面上部での「現在購入金額(抽出条件適用後)」

現在購入金額(抽出条件適用後)= 抽出条件を満たす全品目の指定した対象期間内の現在購入金額を合算した値
※抽出条件と対象期間は表示設定で指定できます。

⓬画面上部での「予測購入金額(抽出条件適用後)」

予測購入金額(抽出条件適用後)= 抽出条件を満たす全品目の指定した対象期間内の予測購入金額を合算した値
※抽出条件と対象期間は表示設定で指定できます。

⓭画面上部での差額
「予測購入金額(抽出条件適用後)」をマウスホバーすると、差額が表示されます。差額は以下の計算式で算出されます。

差額(円) = ⓬ - ⓫ = 予測購入金額(抽出条件適用後) - 現在購入金額(抽出条件適用後)
差額(%)(予測購入金額の右側にある赤い数字)= 差額(円) ÷ 現在購入金額(抽出条件適用後) × 100%



購入仕入データ一覧ですべての指標を表示するために、「詳細を表示」のチェックボックスにチェックを入れてください。
下図で赤枠で囲まれている部分です。




対象月の詳細なデータを確認したい場合は、対象月の数値表示エリアを右クリックしてください。下図のように、「詳細を確認する」ボタンが表示されます。




「詳細を確認する」ボタンをクリックすると、仕入数、仕入単価など対象月の詳細なデータがツールチップで表示されます。

仕入数は電脳工場の仕入入力画面で登録した「年月毎の仕入数」から取得します。
現在仕入単価 = ❶現在購入単価
現在仕入金額 = 仕入数 × 現在仕入単価 (=❹月別の現在購入金額)
予測仕入単価 = ❷予測購入単価
予測仕入金額 = 仕入数 × 予測仕入単価 (=❺月別の予測購入金額)


③表示設定

「購入仕入」画面の右上にある「表示設定」アイコン(下図で赤枠で囲まれている部分)をクリックすると、表示設定エリアが開きます。




表示設定エリアで指定した条件によって品目を絞り込むことができます。以下の手順に従ってください。




❶対象期間を指定します。
初期に対象期間がデフォルトで1年間です。また、設定可能期間は最大1年間です。対象期間を指定するには以下の三つの方法があります。
• 期間を変更したい場合は「カレンダー」アイコンをクリックして、年月をご選択ください。
• または、手動で年月を入力することも可能です。
•「FROM」欄に年月を入力して、プルダウン(オレンジ枠部分)から「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」を選択すると、
 「TO」欄の年月は「FROM」欄の年月から3、6、12ヶ月の期間が表示されます。
 「前年同期間」を選択すると、対象期間は1年前の期間になります。
 例:
 「FROM」欄に「2023/01」を入力して、「3ヶ月」ボタンを選択すると、「TO」欄の年月は「2023/03」になります。
 現在は「2024/01」です。「前年同期間」を選択すると、対象期間は「2023/01~2023/12」になります。

❷抽出条件を指定します。
•「シミュレーション条件で指定された品目のみを表示」のチェックボックスをONにする場合は、
購入品シミュレーション条件設定画面で条件としてセットされた品目のみは一覧に表示されます。
 「シミュレーション条件で指定された品目のみを表示」のチェックボックスをOFFにする場合は、全品目は一覧に表示されます。
•「購入金額が□円以上下がる品目」「購入金額が□円以上上がる品目」はデフォルトで1円です。
 □ところに別の数値を入力することができます。
• 右上の「クリア」を押せば抽出条件はすべて初期値に戻ります。

❸表示順を指定します。
購入仕入データ一覧の表示順を変更することができます。
例えば、「特定月:2023/07」と「購入金額が減少する順」を選択する場合は、2023年7月の購入金額の降順に品目が並びます。
「総合計」と「粗利が上昇する順」を選択する場合は、総合計の昇順に品目が並びます。

❹「適用」を押す
上記の条件を指定して「適用」を押すと、指定した条件に当てはまる品目のみが購入仕入データ一覧に表示されます。

④シミュレーション条件の確認

「シミュレーション条件を確認」画面で、指定した条件の中でどの条件が購入仕入データに影響を与えるか確認できます。
購入仕入データ一覧の右上にある「シミュレーション条件を確認」アイコンをクリックすると、「シミュレーション条件を確認」画面が開きます。




シミュレーション対象は購入品のみであるため、この画面には「購入品」タブのみが有効な状態になって、購入品シミュレーション条件設定画面で指定した全条件が表示されます。



⑤購入仕入データのコピー

購入仕入データ一覧の右上にある「クリップボードにコピー」アイコンをクリックすると、購入仕入データ一覧がコピーされます。
※購入仕入データ一覧上に表示されている品目のデータのみがコピーされます。




エクセルなどで新規ファイルを開いて、「ctrl+V」を押すと、コピーした購入仕入データ一覧がこのファイルにペーストされます。

なお、「購入仕入」タブでは「品目別結果」タブと同様に、品目を検索すること、メモを残すこと、過去シミュレーション結果を切り替えることも可能です。詳しくはこちらをご参照ください。