①シミュレーション結果画面を開く
画面左側のサイドメニューにあるシミュレーション結果のアイコンをクリックすると、シミュレーション結果画面が開きます。
下図で赤枠で囲まれています。
②シミュレーション結果から分かること
シミュレーション結果詳細画面で、「購入品」「外注加工」「社内加工」の単価が変更された場合に影響を受ける全品目の一覧、変更前後の製造単価と月別の粗利が表示されるので、ユーザーは「購入品」「外注加工」「社内加工」が単価変動になることで、どの製品に影響を与えるのか、製造単価がどれぐらい上がる・下がるのか、粗利がどれぐらい上がる・下がるのか把握できます。
それにより、シミュレーションを行ったユーザーは問題のある品目と問題のない品目を認識し、大きな問題があれば、他の部署への連携が必要と判断します。
全品目の一覧から「表示設定」の「対象期間」「対象データ」「抽出条件」で品目を絞り込むことも可能です。
2.1.現在粗利総額、予測粗利総額
❶対象期間の現在粗利総額
全製品を現在製造単価で作る場合に、対象期間中に得られる粗利の合計です。
対象期間の現在粗利総額 = 全製品の指定した対象期間内の現在粗利額を合算した値 ※各月の現在粗利の計算式についてはこちらをご参照ください。
❷対象期間の予測粗利総額
全製品を予測製造単価で作る場合に、対象期間中に得られる粗利の合計です。
対象期間の予測粗利総額 = 全製品の指定した対象期間内の予測粗利額を合算した値 ※各月の予測粗利の計算式についてはこちらをご参照ください。
❸抽出条件適用後の現在粗利総額
抽出条件を満たす全製品を現在製造単価で作る場合に、対象期間中に得られる粗利の合計です。
対象期間の現在粗利総額 = 抽出条件を満たす全製品の指定した対象期間内の現在粗利額を合算した値
❹抽出条件適用後の予測粗利総額
抽出条件を満たす全製品を予測製造単価で作る場合に、対象期間中に得られる粗利の合計です。
対象期間の予測粗利総額 = 抽出条件を満たす全製品の指定した対象期間内の予測粗利額を合算した値
2.2.製造単価
「製造単価」「変化率」列の数値は固定です。(下図でオレンジ枠で囲まれている部分)
「粗利差額」列の数値は「表示設定」で設定した対象期間と対象データに応じて変換します。(下図で緑枠で囲まれている部分)
この記事では「製造単価の差額」、「現在製造単価」、「予測製造単価(シミュレーションを行った後の製造単価)」、「変化率」四つの固定指標を説明します。
❶製造単価の差額
製造単価の差額は予測製造単価と現在製造単価の差額です。計算式は以下の通りです。
製造単価の差額 = 予測製造単価 - 現在製造単価
❷現在製造単価
現在単価は電脳工場で算出された1つの製品にかかる製造単価です。最後に実行した在庫評価単価より取得されます。
現在製造単価 = 最後に実行した在庫評価単価
❸予測製造単価
予測製造単価は「購入品」「外注加工」「社内加工」の単価が変更された後に一つの製品の製造にかかる費用のことを指します。
予測製造単価は購入品/外注加工/社内加工の単価変動を考慮したシミュレーション単価です。
製造コストのシミュレーションは電脳工場の在庫評価処理の単価積算を利用します。
電脳工場の在庫評価処理についてはこちらをご参照ください。
❹変化率
変化率の計算式は以下の通りです。
変化率(%)=(「予測製造単価」 - 「現在製造単価」)/「現在製造単価」ⅹ100 ※予測製造単価 = 0の場合、変化率 = 0 ※予測製造単価 > 0の場合、変化率 = 100%
「各月の現在粗利」「各月の予測粗利」「各月の粗利差額」「総合計」など他の指標の計算式についてはこちらをご参照ください。
③過去シミュレーション結果の切り替え
シミュレーション結果画面の右上に保存したシミュレーション結果の一覧が表示されるので、そこで見たいシミュレーション結果をご選択ください。表示されているシミュレーション結果の背景は緑色になります。