個別設定

①個別設定画面

EX在庫シミュレータでは、監視品目として登録すれば品目ごとに「集計期間」「欠品許容率」「リードタイム」を設定することが可能であり、それらの設定値を元に安全在庫数や適正在庫数をシミュレーション参考値として算出することができます。

また、「基準月」を設定したり、「メモ」を残しておいたりすることも可能です。

「基準月」はどれくらい在庫評価額・在庫数が改善されているかを評価する際の基準となるものです。

「メモ」の記載例として、シミュレーションで設定したパラメーターの意図や、他のユーザーに共有したいこと、在庫改善目標、在庫改善アクションの進捗などが挙げられます。

「基準月」の範囲は、ユーザーが簡単に識別できるように、在庫推移チャート上で不透明黄色で表示されます。基準月の表示・非表示の切り替えは実績指標一覧で行います。


②指標の説明

集計期間」の値は、 「発注回数」「出庫回数」「在庫回転平均(数量)」「在庫評価額平均」の値に影響します。

欠品許容率」及び「実績リードタイム」の値は、「適正在庫数・安全在庫数」の値に影響しますので、
適正在庫率・過剰在庫率・不足在庫率」の値にも影響します。

「発注回数」は集計期間の発注回数を表します。
発注テーブル(H010F)のレコード件数に等しいです。
※条件:
 発注取消(PO_CANCEL_F)≠ON
 発注取消(PO_CANCEL_F)はカウントしません。

「出庫回数」は集計期間の出庫回数を表します。
在庫受払テーブル(Z030F)のレコード件数に等しいです。
※条件:
 受払K(INOUT_DIV)=2のみ
 在管K(DATA_CLASS_CD)=21、22、24のみ
 在庫締日(STOCK_CUTOFF_DATE)≠空欄
 ただし、連続工程で同一受払SEQ(INOUT_SEQ)の同一品目の入出庫は除外します。
 受払K=2は「出庫」です。
 在管K=21は「出荷」、在管K=22は「出庫」、在管K=24は「工程実績」です。