①ダッシュボード画面を開く
画面左側のサイドメニューにあるダッシュボードのアイコンをクリックすると、ダッシュボード画面が開きます。
下の図で赤枠で囲まれています。
②ダッシュボード画面から分かること
ダッシュボード画面を見ると、在庫締め処理をした現時点の「在庫評価合計額」と、在庫改善できる余地である「過剰傾向」を把握することができます。
「在庫評価合計額」や「過剰傾向」は当月の金額を表示しています。
当月の在庫評価額 = 最終在庫締月のSUM(当月在庫金額) ※当月在庫金額は在庫累積テーブル(Z020F)の「CURMTH_STOCK_AMT」から取得します。 ※Z020Fに当月の「CURMTH_STOCK_AMT」が存在しない場合(在庫締処理をしていない月)は前月の「CURMTH_STOCK_AMT」を参照します。 ※SUM(当月在庫金額)は品目マスター(M040M)にある全ての品目の(当月在庫金額)の合計値を表します。
当月の過剰傾向の金額 = 最終在庫締月のSUM(過剰割合 x 当月在庫金額 ÷ 100) ※当月在庫金額は在庫累積テーブル(Z020F)の「CURMTH_STOCK_AMT」から取得します。 ※過剰割合の計算式はこちらをご参照ください。 ※SUM(過剰割合 x 当月在庫金額 ÷ 100)は品目マスター(M040M)にある全ての品目の(過剰割合 x 当月在庫金額 ÷ 100)の合計値を表します。
ダッシュボード画面に三つのメインエリア(在庫評価額推移、比較、過剰割合)があります。各エリアに表示されるグラフについて説明します。
※共通設定で選択した集計期間を基にグラフを構成しています。
在庫評価額推移
「在庫評価額推移」エリアでは、在庫評価額が月別およびカテゴリ別に表示されます。
各月の在庫評価額 = 各月のSUM(当月在庫金額) ※当月在庫金額は在庫累積テーブル(Z020F)の「CURMTH_STOCK_AMT」から取得します。 ※Z020Fに当月の「CURMTH_STOCK_AMT」が存在しない場合(在庫締処理をしていない月)は前月の「CURMTH_STOCK_AMT」を参照します。 ※SUM(当月在庫金額)は品目マスター(M040M)にある全ての品目の(当月在庫金額)の合計値を表します。
各カテゴリの在庫評価額 = 各カテゴリに所属する全ての品目の在庫評価額の合計値
カテゴリが色で分類されて、一つの色にマウスホバーすると、ツールチップで「年月」「対象月の在庫評価額」「対象カテゴリ名」「対象カテゴリの在庫評価額」を確認することができます。
比較
「比較」エリアでは、集計期間、前月(または前年同月)、当月の3つの円グラフが表示されます。これらの円グラフにはカテゴリ別の在庫評価額の割合を示しています。
※円グラフの中心に在庫評価額が表示されます。集計期間の在庫評価額の計算例は以下の通りです。
集計期間は3カ月(2023/01~2023/03)である場合、最終在庫締日は2023年03月31日に、集計期間の月数は3になります。
二つの品目区分(item_div)₌ A と(item_div)₌ B があります。
年月度(fiscal_month) | 品目K(item_div) | 当月在庫金額(curmth_stock_amt) |
---|---|---|
2023/01 | A | 100 |
2023/01 | B | 120 |
2023/02 | A | 50 |
2023/02 | B | 20 |
2023/03 | A | 30 |
2023/03 | B | 10 |
品目区分(item_div)Aの在庫金額平均
=(2023年01月の当月在庫金額+2023年02月の当月在庫金額+2023年03月の当月在庫金額)÷ 集計期間の月数
=(100+50+30)÷ 3
= 60
品目区分(item_div)Bの在庫金額平均
=(2023年01月の当月在庫金額+2023年02月の当月在庫金額+2023年03月の当月在庫金額)÷ 集計期間の月数
=(120+20+10)÷ 3
= 50
集計期間の在庫評価額=品目区分(item_div)Aの在庫金額平均+品目区分(item_div)Bの在庫金額平均=60+50=110
対象カテゴリの在庫評価額の割合 = 対象カテゴリの在庫評価額÷在庫評価合計額×100
カテゴリが色で分類されて、一つの色にマウスホバーすると、ツールチップで「対象カテゴリ名」「対象カテゴリの在庫評価の割合」「対象カテゴリの在庫評価額」を確認することができます。
過剰割合
「過剰割合」エリアでは、過剰割合がカテゴリ別およびレベル別(0~20%未満、20~40%未満、40~60%未満、60~80%未満、80~100%未満)に表示されます。
カテゴリが色で分類されて、一つの色にマウスホバーすると、ツールチップで「対象カテゴリ名」「対象カテゴリの品目数」を確認することができます。
③タブの切り替え
在庫評価額推移グラフの上に「品目区分」「管理区分」「分類1」~「分類6」8タブが表示されます。
タブをクリックすると、三つのエリアに表示されるグラフがタブに応じて変換されます。