この記事では、シミュレーション結果画面に表示される現在製造単価や予測製造単価の計算式を説明します。
現在製造単価
現在製造単価は電脳工場で最後に実行した在庫評価単価より取得されます。
現在製造単価=電脳工場の品目マスターM042Mの「STOCK_UNITPRICE2」(在庫単価2)
予測製造単価
予測製造単価の計算式は以下の通りです。
予測製造単価=SUM(対象品目階層1子品目の必要な金額)+SUM(対象品目の子工程の工程単価)
※子品目の必要な金額=子品目の必要な数量ⅹ子品目のシミュレーション単価 •子品目のシミュレーション単価は電脳工場の品目マスターM042Mの「STOCK_UNITPRICE2(在庫単価2)」から取得します。 ※子品目の必要な数量=(原単位/原価単位分母 ⅹ(歩留率+100)/100) •原単位は電脳工場の品目構成マスターM0P0Mの「UNIT_REQUIRED_QTY」から取得します。 •原価単位分母は電脳工場の品目構成マスターM0P0Mの「DENOMINATOR」から取得します。 •歩留率は電脳工場の品目構成マスターM0P0Mの「LOSS_RATE」から取得します。 ※子工程の工程単価=電脳工場の品目構成マスターM0P0Mの「PROC_UNITPRICE」 ※品目が材料の場合は以下の計算方法を適用します。 •ユーザーでシミュレーション単価が設定された材料であり、その単価が0より大きい場合、 対象品目の予測製造単価=ユーザーが購入品アップロード画面で設定したシミュレーション単価。 •それ以外: 電脳工場のZ051(在庫評価T)の「CURMTH_STOCK_UNITPRICE2(当月在庫単価2)」が0より大きい場合、 対象品目の予測製造単価=電脳工場のZ051(在庫評価T)の「CURMTH_STOCK_UNITPRICE2(当月在庫単価2)」 •それ以外: 対象品目の予測製造単価=電脳工場のZ051(在庫評価T)の「LAST_STOCK_UNITPRICE(前月在庫単価)」 •上記の計算方法は「G_STOCK_VALUE_DIV」= 2 の場合の「DFW_Z051_100U_UP1P.SET_PU_ITEM」から参照されています。