製造単価の算出方法

現在製造単価及び予測製造単価の計算方法については以下をご参照ください。












電脳工場の在庫評価処理の単価積算方法に関しては、以下をご参照ください。

1.在庫評価
①標準原価法
 品目マスターの標準単価を在庫単価とします。
②最終仕入法
 1 当月仕入で、仕入日が最終の仕入データの仕入単価を在庫単価とします。
 2 最終の仕入日に複数の仕入データがあった場合は、その中で仕入SEQ・仕入SEQ2が最大の仕入データの
  仕入単価を在庫単価とします。(仕入区分=仕入、仕入数>0、仕入金額>0 の仕入データのみを対象とします)
 3 当月に対象となる仕入データが発生していない場合、前月在庫単価(前月在庫単価=0の時、標準単価)を
  当月評価単価とします。
③月次総平均法
 1 計算式:(前月在庫金額 + 当月仕入金額合計) ÷ (前月在庫数 + 当月仕入数合計)
 2 在庫数は常に標準単位で管理し、仕入数は常に員数単位で仕入れるものとします。
  従いまして、仕入数を標準単位に換算して計算します。
 3 以下の場合は、前月在庫単価(前月在庫単価=0の時、標準単価)を当月評価単価とします。
  ・計算結果がマイナスになるとき
  ・前月在庫数 + 当月仕入数合計=0のとき
  ・当月仕入数合計および当月仕入金額合計がともにゼロのとき

2.単価積算
購入品の評価単価は、在庫評価にて算出されます。
購入品以外(製品・半製品等)に対しては、品目構成マスターの情報(親子関係・子品目必要数・工程単価)に従った積算処理にて算出されます。
①購入品の場合
 単純に、評価単価(DFW_Z051F)を在庫単価(DFW_M042M)にセットします。
②購入品以外(親品目)
 1 子品目の在庫単価(DFW_M042M) × 必要数「原単位 ÷ 原単位分母 × (仕損率 + 100) ÷ 100」(DFW_M0P0M)を
  該当親品目の在庫単価(DFW_M042M)に加算します。
 2 工程単価(DFW_M0P0M)の累積金額を該当親品目の在庫単価(DFW_M042M)に加算します。
 3 算出された在庫単価(DFW_M042M)を在庫評価テーブル(DFW_Z051F)にセットします。(履歴および照会用)

※親品目評価単価を標準単価とする場合
 「1.在庫評価」の何れかの評価方法で在庫評価処理を行った際、コントロールマスターの「在庫評価標準単価(KEY“0300”)」
 をONとした場合、購入品以外については品目マスターの「標準単価」を評価単価とします。
 (上記②の1,2の処理を行わずに品目マスターの「標準単価」を取得します)
 また、該当品目に対して指定在庫単価が設定されている場合は、品目マスターの「標準単価」と比較し必要に応じて指定在庫単価を
 評価単価とします。
 注意事項
 1) 中間品で指定在庫単価が評価単価となった場合でも、その親品目に対して影響しません。
  (親品目についても標準単価と指定在庫単価との比較とします)
 2) 翌月評価処理時に対しても前月評価単価は考慮しません。
  (会計期間内の途中で指定在庫単価により評価単価が標準単価と異なり、翌月以降もその評価額とする必要がある場合は、
   指定在庫単価入力にて、必要期間内の指定在庫単価を登録しておくこととします)