電脳工場の品目構成図とは?

EX調達価格シミュレータでは各購入品の単価、または特定の外注/社内に依頼している各工程の単価が変動したら、製造単価と粗利額がどれぐらい変更になるのかシミュレーションします。その時に利用しているのが品目構成の情報となります。

①電脳工場の品目構成図とは

ストラクチャ型部品表は、製品と中間品・部材の関係をツリー状の多段階構造で表したものです。
電脳工場では、一般的なストラクチャ型部品表に工程情報(下図:工程=▲)を追加します。
これを「品目構成図」と呼んでいます。
下図のような品目構成図をもとに、電脳工場の品目構成マスター保守に親品目と子品目の関連を登録します。
品目構成マスター保守は、MRPの根幹を成すマスターです。
MRP運用を行う場合、このストラクチャ型部品表を基に生産に必要となる資材の所要量を展開し、在庫情報と照らし合わせた上で発注すべき資源の量と発注時期を割り出します。





品目構成図の見かた:
1. 製品’A’をつくるためには、半製品’B’と材料 ’C’が必要です。
 ‘B’と’C’を合わせて、組立→塗装→検査の順番で工程を経て’A’を作成します。
2. 半製品’B’をつくるためには、材料’D’が必要です。
 ‘D’は、切断工程を経て’B’となります。
3. 材料’C’と’D’はそれぞれの仕入先から購入する品目です。


②購入品、外作、内作とは

2.1.購入品
購入品は、構成の中で、最下層に位置する品目です。(たとえば、上図の材料’C’と’D’は購入品です。)

2.2.外作、内作
外作、内作は電脳工場の品目構成図での工程部分(▲)を指します。
外作は自社以外に依頼する工程です。
内作は社内で作成する工程です。
EX調達価格シミュレータで、外作は「外注加工」、内作は「社内加工」と呼ばれます。