平成29年度補正予算「サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)」の二次公募が6月20日(水)から始まりました。昨年度のIT導入補助金では二次公募の採択率は一次公募に比べて大幅に低かったと言われていますが、今回はどうでしょうか。ぜひ下記の記事をご参照ください。
6月20日(水)からIT導入補助金の二次公募が開始し、8月3日(金)までが交付申請期間となります。交付決定日は、8月15日(水)が予定されており、事業実施期間は交付決定後から2018年11月16日(金)までとなります。
2次公募では、1万1,633事業者が採択採択されました。
「平成29年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業<【二次公募】交付決定事業者一覧>」
9月上旬から開始される3次公募に備えましょう!
IT導入補助金に申請されるみなさんにとって最も重要なのは補助金の採択率かと思います。昨年の情報を踏まえつつ、今回のIT導入補助金二次公募の採択率について検討したいと思います。
昨年度は、IT導入補助金に対して100億円の予算が計上され、補助上限は100万円でした。一次公募で7500事業者(平成28年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金<交付決定案件一覧(一次公募)>)、二次公募(平成28年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金<交付決定案件一覧(二次公募)>)で6787事業者が採択され、事業全体では約1万4000事業者が採択されました。申請数が公表されていないので、正確な採択率については分からないのですが、一次公募がほぼ100%、二次公募が30%前後の採択率だったと言われています。
二次公募の採択率が一次公募に比べて大幅に低くなっていますが、これは、一次公募で予算を消化し過ぎたこと(事業全体で、1万4000事業者のうち、半分以上の7500事業者が一次公募で採択)、IT導入補助金の知名度が上昇し、十分な準備期間も取れたので二次公募の申請数が大幅に増加したことが原因だと考えられます。
しかし、今回のIT導入補助金に関しては二次公募でも高い採択率になることが予想されます。先日公開された一次公募の交付決定事業者の一覧(平成29年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業<【一次公募】交付決定事業者一覧>)によると、一次公募で採択されたのは、1万事業者に満たないことが分かります。今回のIT導入補助金では12万~13万社の採択を見込んでいる(「『100万社にITツールを』、IT導入補助金の背景と狙いとは?」マイナビニュース)とのことから、二次公募以降で10万事業者程度は採択する予定ということです。6月からプラスITフェアが開催され、IT導入補助金が周知され申請が増加することが見込まれますが、残りの採択枠の多さに鑑みて大きく採択率が下がるとは考えにくいでしょう。
採択率が高いとはいえ、100%とはいえませんので、きっちりと事業計画などを整備し、申請を行う必要があります。また、セキュリティアクションなどの取得も早めに行っておく必要があります。
ですが、二次公募で不採択でも三次公募に応募することが可能ですので、二次公募の締め切りである8月3日(水)までにできる部分まで詰めて、まずは二次公募に申請することをお勧めします。三次公募以降がどうなるかは現時点では不明ですが、今後申請数はどんどん増え、採択率が徐々に下がることが予想されます。
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