kintoneで設計情報を出力するには?

kintoneで設計情報を出力するには?

 アプリケーションの保守や管理をしていく上で、設計情報は欠かせませんよね。 アプリを簡単に作成できるkintoneを利用した場合にも同じ事がいえますが、アプリ間の連携やフィールドの設定などの設計情報を確認するのは非常に面倒です。kintoneについては、こちらをご覧ください。

『kintone(キントーン)』とは? 何ができるのか?

 例えば、ルックアップや関連レコード一覧はとても便利な機能ですが、アプリを修正するときには関連性を確認する必要があります。フィールドコードを確認したいときも、1つずつフィールドの編集画面を確認する必要が出てきます。また、これらの情報をまとめた設計情報を作ったとしても誰かが変更してバージョンが古くなる可能性もあります。
 そこで「現在のアプリの設計情報を出力できる機能があれば便利だな~」と思い、探しているとすでに提供されていました!今回はアプリの設計情報を自動で出力できる「gusuku Deploit(グスク デプロイット)」を紹介します。

「gusuku Deploit」とは

 「gusuku Deploit」は、以前紹介したアールスリーインスティテュートが提供する「gusuku Customine」と双璧を成す、kintoneを更に使いやすくするプラットフォーム「gusuku」のサービスの1つです。kintoneアプリケーションの配布を基本機能とし、開発者を支援するサービスです。

「gusuku Deploit」で出力できる設計情報

  ・フィールドの構成情報
  ・ルックアップ情報・関連レコードの情報
  ・アクセス権やプロセス管理の設定情報
   これらの情報をExcelでダウンロードすることが可能です。
 この機能により、アプリの設計情報を予め作成する必要もなく、設計情報を確認したいときにフィールドの編集画面を確認する必要もありません。

「gusuku Deploit」で可能なkintoneアプリケーションの配布機能

 実は、上記の設計情報ダウンロード機能はどちらかといえばサブ的な機能で、メインの機能は、アプリ開発時のバージョン管理や異なる環境へのアプリ配布(デプロイ)機能です。
 運用中のアプリを修正する場合、動作確認が済んでから配布となり、kintone単体では、テスト用アプリで動作確認後に同じ設定を繰り返す作業が必要です。デプロイットを利用すれば、開発環境・試験環境・本番環境といった複数環境を管理し、環境間で自由にアプリの設定を配布することが可能です。
 更に、サブドメインを超えた環境間のアプリ配布が可能なので、開発用のドメインで作成したアプリを本環境のドメインへ配布することが可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

 より詳細な機能情報は、詳しくまとめられているこちらをご覧ください。
「cybozu developer network『kintoneアプリ開発でハッピーに!gusukuのご紹介《基本機能編*後編》』」

10アプリまでなら無料!

 アプリ数が多くなるともちろん有料になるのですが、10アプリまでであれば無料で利用できます。価格に関して詳しくはこちらをご確認ください。
 配布機能や設計情報のダウンロードが必要なアプリを選んでうまく活用すると、費用をかけずにkintoneのアプリ開発がより便利になります。

 kintoneを導入されている方、導入を検討されている方はどうぞお試しください!

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